ブログのタイトル
ブログ復活して1ヶ月ぐらい経ちましたが、ここに来てブログ名に一つの単語を付け足しました。
昨日の西武20000系の記事をツイートで共有したら結構色んな方から反応を頂いたのですが、
通知欄を見てるうちに
(三原色なのに二つしか単語無いじゃん)
とふと思い立ったので既にあった『ゆめ』と『因』、イメージは上の画像の通りなのでそこから青、黄色、と来てるので、せっかく三原色って言ってるのだから、色の三原色をモチーフに足りない紅を入れて……
ゆめと因紅の三原色
となりました。
(ホントは色の三原色ってシアン、イエロー、マゼンタなんですけど気にしない方向で)
Twitterでは垢分けしたりしてますけどブログは一本でやってくので、これからも当ブログをよろしくお願いします。
※リンク貼ってる方時間空いてる時でもいいので修正お願いします。
西武鉄道20000系
平成が終わりそろそろ令和になろうかという時にとあるプラレールが発売されました。
シールを剥がしてみるとモールドがあるとわかった途端にいろんな方が通常塗装にしたりTJライナーにしたりてんやわんやでした。
もちろん自分も「そんなにいいならコレからなんか作るか」と色々と試行錯誤。
そんな中で実車を調べてみるとやはり大手の車両、類似の車両が出てきた為に……、
「コレはもしかしていけるのでは?」
平成最後の改造が始まりました。
せっかく車体色が銀色なので、手を加えた後の表面処理は時間がかかると判断し10両での落成を断念し4両の落成で制作開始。
先ずはお顔を作ります。
瞬間接着剤で顔面のモールドを埋めて、紙やすりやオルファの平刃で表面を整えた後
高級プラ棒と1mmプラ棒貼って再度表面処理。
これにて顔の加工は終了。
サフを吹いて塗装に入ります。
先述の通り銀車体を活かす為必要部分だけマスキングして塗装
(※当記事を見て自分もやってみようと思った方へ
当方の塗装環境はエアブラシですがマスキングした後サフを吹いた記憶が無く、ただ記憶が無いだけなのか車体に直接吹いたのかが曖昧ですが、塗装時はなるべくならサフを吹く事をお勧めします。)
青帯:フィニッシャーズのブルツブルーをベースにGXカラーのスージーブルーと調合
白帯:GXホワイト
を吹き、側面窓はGMマーカーのブラックで色差し
顔ももちろん塗装してきます
グレー:Mr.カラーのニュートラルグレー
黒:アクリルタミヤカラーのブラック
を吹いて縁の部分に先の青を塗ってそれっぽくして乾燥後にシールを貼ったら…
完成
できるだけ優等種別にしたかったのとなんとなくイメージがあったので方向幕は拝島快速の拝島行きに。
なお方向幕や前面のシールは名誉会長さんに作って頂きました。
駆け足で製作したのでパンタやクーラーは東武のままだったり、マスキングミス等がありますが塗装自体が上手くいったので個人的には満足です。
東方幻実伝:1-1
幻想郷、大人気弾幕シューティングゲーム東方projectの舞台となる場所で人間や妖怪、神様などが暮らしている……。
と、ここまで聞くとほのぼのとした感じに聞こえるが里から出た人間を妖怪が食ったり、襲ったり、そして人間たちが退治する物理的にも波乱万丈な土地、な筈だ。
実際のところは見て回らなければわからないが少なくとも今が自分にとって平穏な時期ではないのは明白だ、なぜなら……。
「ちくしょォォォなんでこうなんだ!?!?」
「あはー♫待つのだー私の晩御飯ー♫」
絶賛追いかけ回されている最中なのだから
先に述べた通り弾幕シューティングゲームなのだがゲームというからにはそれぞれ舞台やステージがあり、それらの出来事を東方の世界では異変と呼ばれている。
その異変をあらかじめカードに技を込めた『スペルカード』を使った勝負、通称『弾幕ごっこ』によって解決していくというのが大まかな趣旨である。
そしてその中に紅霧異変と呼ばれる出来事があるのだが空が紅く染まっている今の状況がすごくそれっぽい。
確か原因は吸血鬼のレミリア・スカーレットが昼間も出歩けるように起こしたとかそんな感じだった気がする。けどそんなことは今は重要ではない……。
「むー!なんで待ってくれないのかー?というかなんで追いつけないのかー?」
「知るか!生きるのに必死なんだよこっちは!!」
追いかけてくる相手ーー妖怪ルーミアの存在が幻想郷にいるという事を裏付けているも同然だっだ
紅霧異変が起こってる舞台となるゲーム、東方紅魔郷。
その最初のステージ、ステージ1のボスがこのルーミアなのだが、最初だからって実は侮ってはいけない。
『ルーミアは闇を操る人喰い妖怪である』
能力の方は知能が低いからあまり上手く使えないらしいが力は人喰いとあって強力なようだ。というか思ってたよりも強いと思う。
空が紅く染まっているのを見た俺は立ち上がって周囲を見渡したのだが、
「ご飯なのだーーー!!」
と大声出しながら彼女、ルーミアが飛びついてきたので思わず避けた。
いや、避けなきゃ死んでたそれくらい勢いがあったからアレ
それから俺とルーミアの追いかけっこが始まった。
ルーミアは闇や弾幕を使いながら追いかけてくるおかげで、こちらはかすり傷だらけ、もちろん血も出てる。
対する俺は右に左に逃げ回るばかり。
なんかおんなじところグルグル回ってる気がするのは気のせいか?と思ったところで最初自分が居たと思われる大木が見えてきた。
「振り出しかよ!コンチクショー!!………ん?」
投げやりになったのもつかの間突然目の前の草むらから誰かが出てきた。
ってまた女の子かよ!?
今から止まってもコケてダイビングして最悪ルーミアに食べられる隙を与えてしまうし…。
「えぇい!ままよ!!」
「とりあえずすばしっこいその長い足から…いい!?ぶ、ぶつかるー!!」
「へ?な………グヘッ」
とりあえず自身の安全を考えた結果誰かが飛び出してきた草むらに今度は俺が転がり込むというファインプレーを行なったのだが、見事なピタゴ◯スイッチが出来上がってしまった。
というか今女の子が出しちゃいけないような声が気がしたけど俺はそんなことは気にしない。
どうやらルーミアはいい加減俺の足を止めようと高度を下げながら飛んでいたようで俺の先までは見えていなかったらしい。となるとそのままその誰かと衝突してしまうわけで…。
「い、き、な、り、何するのよー!!」
「の、のか〜〜」
そのまま腕を掴まれ空に向かって投げ飛ばされていくのであった。
哀れルーミア、わき見運転は急には止まれないのだ……。
ただまぁ問題は残っている
妖怪の飛行スピードがどれほどかわからないが少なくともアレだけの勢いを受けて尚、
そのまま投げ飛ばせるのは相当の力のある妖怪じゃなきゃ無理だ。
「さてと…」
そして彼女はソレ可能なのを俺は知っている。
「血の匂いで大体かな?……わかるよ」
この世界に来る前、俺を守ってこの世界に託した少女。
「アナタ、人間でしょ?」
金髪、紅いスカート、宝石のついた羽根、見間違えるわけがない。
「私のゴハンになってくれないかしら」
フランドール・スカーレットがそこにいた…。
2002年に取り残されて
書こう書こうと下書きに置いといたら公開するの忘れてました。
_____________________
ところで皆さん幼少期の思い出に残る旅行ってありませんか?
今回は『小さい頃〇〇に家族旅行で乗った』とかそういう感じの話です。
あれはおそらく2002年の秋頃だと記憶しています。
スポーツ好きだった両親の各々所属するチームが全国大会に出るとの事で青森に行く事となりました。
流石に小さい自分(アクティブ)を数日置いてくわけにもいかないので連れて行くのですが、なんとそのタイミングで当時最新豪華列車の称号を手にしてたカシオペアの券が取れてしまいます。(しかもカシオペアスイート1号車の二個目か三個目の部屋)
切符をダメ元で取った父親もどうしてこうなった?と半笑いで首を傾げてた事でしょう
こうして青森からわざわざ札幌まで行ってから上野に戻るという、鉄オタ並みの旅程を復路で行うという珍事が発生しました。(だから変な所で変な旅程組むようになったのかしら?)
さてここで問題になってるのがどうやって札幌に行ったかです。
カシオペア内の記憶は
・11号車の展望ラウンジに「おぉ〜」ってなったり
・二階建ての個室にはしゃいだり
・食わず嫌いが多かった為食堂車でピザしか食わなかったり(もうちょいなんか食っとけ)
・函館過ぎて展望ラウンジに行ったらED79のドラえもん塗装に遮られて展望できずガッカリしたり(多分17号機…?)
・早起きして福島かどっかで朝焼けに光る新幹線高架を眺めたり
・車内で買ったのか貰ったのか海峡のオレンジカードを持ってはしゃいだり
等々…割と色々覚えているのですがそこに至るまでの記憶が朧げです…。
両親に聞いたり調べたりすると、どうやらホテルで朝食を取った後9時頃の列車に乗ったらしいのでこの時点で海峡3号である事は確定しました。
あやふやな記憶の一つにカーペット車で「すげーすげー」と言ってる記憶があり、14系か50系のどっちなのか自信が持てませんでしたが、どうやら14系の運用は固定されてたようで海峡3号は14系の運用だったそうです。
ここからは本当に憶測になるのですが、そのまま函館に着いてスーパー北斗7号(?)に乗り継いで札幌に向かい、カシオペアに乗車したのだと思われます。
なんせこの時代の資料を揃えておらず記憶も全く覚えてないとなるて調べようが無いです。
2002年の時刻表を買ったら是非とも検証してみたいものですね。
東方幻実伝:プロローグ
_____________________
これは夢だろう
急に何を言いだすかって?
そしてなぜそう言い切れるかって?
なら説明しよう
まず、俺は生まれつき目が悪い。
強いて言えば視力が低いのだ。
それがどうだろう普段愛用している眼鏡の度が強すぎて思わず外してポケットにしまう程度には視力が良くなっていた。
おかげで起き上がって周囲の状況が嫌というほど見渡せた。
外はビルが崩れ落ちて空も薄暗い
まるで世紀末だ
そしてここは卒業したはずの高校の教室だ
思い出深い机や椅子は無残に破壊されてたり、
窓ガラスは割れて、辺り一面には…血だろう、うん血だな
それがぶちまけられていなければ、思い出の中にある教室。
そして記憶を辿る限り友人達は大学行ったり
就職が決まって働いていたり、
それぞれの道を進んでたはずで
少なくとも目の前で血だまりで倒れてるのはありえない光景だった。
「なんだよ…これ…」
夢だからって分かっていても気分のいいものではない。
とりあえず外に出ようと廊下に出ようとしたところで丁度自分の起き上がった位置に何かが天井を突き破って落ちてきた。
「うっ………がぁっ……」
「……っ!?オイ!」
土煙が晴れて落ちてきたのは金髪の女の子だった。
どこか見覚えのあるような気はしたが、すぐに頭の隅に追いやってその子が生きている事を願いつつ近寄って抱き起こした。
これ以上死体を見続けるのも気分的には最悪だったし、何より夢にしてはだんだん現実味が帯びてきていた。
「!?………ァイgゴホッゴホッ」
「オイ、大丈夫か!?しっかりしろ!!」
彼女は俺を見るなり驚いた顔をしたがすぐに咳き込んでしまう
よかったまだ生きてる。
「…喋れるなら教えてくれ、これは夢か?こんな悪夢、現実だってならたまったもんじゃない」
「………安心して、アナタに…とって…これは悪夢ゴホッゴホッ」
「悪い、やっぱ無理にしゃべるな」
「大丈夫…喋れるくらいには、回復できたから」
俺の質問に彼女は綺麗な紅い瞳をまるで母親が子供を安心させるような笑顔を向けながら答えていた。
だが、表情とは真逆にまだ少女と呼べるような体格で返り血なのか自分の血なのかそれとも両方か……とにかく酷い有様だった。
俺が彼女の身体に痛ましい表情をしていると彼女は俺に何かを手に握らせてきた。
それには綺麗な赤い宝石に首から下げられるぐらいの長い布製の紐が繋がっていた。
「これは悪夢でもあり、現実でもあるの…。そしてそれは御守りみたいな……ッ!伏せて!!」
「のわっ!」
彼女が起き上がろうとしたところで急に押し倒され、自分たちの頭上を何かが降り注ぐが
光の壁がソレを防いでいた。
ふと横を見れば彼女がしゃがみながら手を上げている。
守ってくれているのか…?そんなボロボロになってまで…
「お願い、アナタの世界はこんな悲しい結末にならないで、只の押し付けだってわかってるけどこんな結末しか迎えられない世界は嫌なの」
「一体何を…」
言ってるんだ、と言葉を続けようと彼女を見れば…泣いていた。
「もうこの世界は保たない。後はアナタを正しい世界に送って私がこの世界を根本から破壊するだけ…大丈夫、今の私は全てを理解っているからちゃんと送り届けることができるわ」
気がつけば彼女は泣きながら俺の手を握っていた。
涙が彼女の頬を伝って俺の手に落ちた時俺の中で何かが弾けた気がした。
あぁそうだ、なんで彼女の事を忘れていたんだ。
いつもは画面の向こうで、なんで目の前にいるのかわからないけど、
俺はそこにいるのを確かめるように呟いた
「………………フラン…?」
「!?………やっぱりアナタも知っていたんだね…」
あぁ、やっぱり彼女はフランドール・スカーレットだったんだ
こんな形でも会えたことを嬉しく思うのはそれだけ恋焦がれていたからだろうか。
フランドールもまた一瞬驚いた顔をした後涙を拭った後微笑み返してきた
ところで俺も知っていたってどういう事だ?
「オイオイ、せめてもの手向けにアイツと同じ死に場所にしてやったってェのに…死んでねェのは流石吸血鬼のタフさって所かァ」
頭上から声が響く、この何かを降らしている奴だろうか
声がしたと思えば降り注いでた何かは止んでいた。
「…よく聞いて、これからアナタが向かう世界は多分みんなアナタの事を知らない、そして世界がこうなったのも知らない、あと、世界の調停者に気をつけて」
「は?え、あちょっとえなにこれ」
急に真剣になったフランドールに返す言葉を言うまもなく、
俺は青黒い穴に沼にはまったように少しずつ落ちていった。
「待って!なんでこうなってるの!?それに俺はまだ君にちゃんと…」
「それは次に会う私に言ってあげて…多分何も知らないだろうけど…」
次第に全身が埋まってきた。待ってくれ本当にまだ何も言えてないんだ。
「フラン!!」
「最期に…名前を呼んでくれて、ありがとう、ライー…いえ、ーーー」
最後に見えたのは血染めの仮面を被った誰かに刺されながらこちらに微笑み返す彼女の姿だった。
彼女の声は途中から聞こえなくなった
気がつけば俺は森の中にある大木の側に座っていた。
「………」
手には彼女が、フランドールが渡してくれた『御守り』があった。
「………しょう……くしょう…ちくしょうちくしょう畜生!!」
怪我もしてない、血も出てない。痛みもない。
ただ、心は酷く傷ついていた。
「なんなんだ…なんだってんだよ…」
大木に寄りかかりながら悔し涙を流す
いきなり知らない場所にいて、襲われて、守られて、
恋焦がれた存在が目の前にいて、
何もできずにいた自分に余計に腹が立って仕方なかった。
次第に疲れて地面に寝っ転がった俺は、
晴れやかな青空が紅い空に変わるのを見て飛び起きる。
周囲を見渡せば羽根の生えた少女たちが飛び回ってるのが遠目に見えると
俺はココがどういう場所かなんとなく察してしまった
「………マジかよ、もしかしてここ幻想郷?」